高額療養費制度と介護保険の基本
第1章 「病気や介護は他人事ではない」

こんにちは。
77歳のアッケです。
年金生活をしていると、
毎月の食費や電気代など、
目の前の生活費のことばかり考えてしまいます。
私もそうです。
スーパーで特売品を探したり、
タイムセールの時間を気にしたり。
「今日は半額のお刺身が買えた」
そんな小さな喜びを感じながら暮らしています。
でも、ある日ふと思ったのです。
「もし入院したらどうなるのだろう?」
「介護が必要になったら?」
「お金は足りるのだろうか?」
と。
若い頃は、
病気も介護も、
どこか他人事のように思っていました。
しかし、年齢を重ねるにつれて、
友人や知人から、
「入院した」
「手術した」
「奥さんの介護が始まった」
そんな話を聞くことが増えてきました。
決して珍しい話ではありません。
誰にでも起こりうることなのです。
だからこそ、
「知らなかった」
では済まされないのが、
今日は、その第一歩として、
「病気や介護は特別なことではない」
というお話をしたいと思います。
「自分はまだ大丈夫」
多くの人がそう思います。
私もそうでした。
健康診断で異常なし。
特に持病もない。
だから、
「自分にはまだ関係ない」
と思っていたのです。
ところが、
70代になると周りの景色が変わります。
友人が入院する。
知人が人工関節の手術を受ける。
奥さんを介護している人もいます。
そして、
「医療費がこんなにかかるとは思わなかった」
という声も聞くようになります。
病気や介護は、
突然やってくるのです。
一番怖いのは「知らないこと」
例えば、
入院費が100万円かかったらどうしよう。
そんな不安を感じる人も多いと思います。
私も以前はそうでした。
しかし、
日本には「高額療養費制度」という制度があります。
また、
介護が必要になった時には、介護保険制度があります。
つまり、
全てを自分で負担するわけではないのです。
しかし、
制度を知らなければ、
「もう駄目だ」
と不安になってしまいます。
逆に、
制度を知っているだけで、
安心感は大きく変わります。
老後に必要なのは、
大金ではありません。
「困った時にはこういう制度がある」
という知識です。
私はこれも、
立派な生活防衛だと思っています。
病気はお金だけの問題ではない
入院すると、
お金の心配だけではありません。
一人暮らしなら、
家のことはどうするのか。
洗濯は?
食事は?
退院後の生活は?
そんなことも気になります。
さらに、
介護が必要になった場合は、
もっと不安になります。
「子どもに迷惑をかけたくない」
「施設に入るお金なんてない」
「誰が面倒を見てくれるのだろう」
そんな気持ちになるのも当然です。
しかし、そういう不安を払拭するために設けられている
地域包括支援センターという相談窓口があります。
ケアマネジャーという専門家もいます。
訪問介護やデイサービスなど、多くの支援制度があります。
知らないだけで、頼れる場所はたくさんあるのです。
私の知人の話
ある友人が、
70代になって突然入院しました。
最初は、
「お金がない」
「入院なんてできない」
と心配していました。
ところが、
高額療養費制度を利用し、
思っていたほどの負担にはならなかったそうです。
さらに、
退院後も介護保険サービスを利用しながら、
自宅で生活を続けています。
その友人が言った言葉が印象に残っています。
「制度を知らなかったら、もっと苦しかったと思う」
本当にそうだと思います。
知らないことが、一番怖いのです。
例題①
75歳のAさんの場合
「100万円も請求されたらどうしよう」
と心配になります。
しかし、
高額療養費制度を利用することで、
自己負担には上限があります。
また、
介護が必要になっても、
介護保険制度を利用することで、
必要なサービスを受けることができます。
全てを一人で抱え込む必要はないのです。
「迷惑をかけたくない」は皆同じ
私たちの世代は、
「人に迷惑をかけてはいけない」
と教えられてきました。
だから、
相談することに遠慮してしまいます。
しかし、
介護保険も医療保険も、
長年保険料を払ってきた結果の権利です。
それも、
人生後半戦を安心して暮らすために必要なことだと思います。
アッケの一言
77歳のアッケです。
病気も介護も、
誰にでも起こりうることです。
そして、
一番怖いのは病気そのものより、
「知らないこと」
なのかもしれません。
老後に必要なのは、
大金ではありません。
安心です。
そして、安心は知識から生まれます。
【参考資料】
厚生労働省
「高額療養費制度を利用される皆さまへ」
https://www.mhlw.go.jp
全国健康保険協会(協会けんぽ)
https://www.kyoukaikenpo.or.jp
地域包括支援センター
各市区町村役場福祉課
第2章 高額療養費制度とは?
100万円の入院費でも全額払わなくていい理由
「もし大きな病気になったらどうしよう」
「入院費が100万円なんて払えない」
年齢を重ねると、そんな不安が頭をよぎることがあります。
こんにちは。
77歳のアッケです。
私も若い頃は、
「入院なんて縁のない話」
と思っていました。
しかし、70代になると友人や知人から、
「手術した」
「入院した」
という話を聞くことが珍しくなくなりました。
その時に一番心配になるのが、
「お金」です。
でも、安心してください。
日本には「高額療養費制度」という、とてもありがたい制度があります。
今日は、この制度についてできるだけ分かりやすくお話しします。
高額療養費制度とは?
医療費には上限がある
高額療養費制度とは、
病院や薬局で支払う医療費が高額になった場合、
一定額を超えた分が後から払い戻される制度です。
つまり、
「100万円かかったから100万円払う」
ということではありません。
所得に応じて、
自己負担の上限が決まっているのです。
これは健康保険に加入している人なら利用できる制度です。
知らない人も多いのですが、
とても大切な生活防衛制度の一つです。
例えば100万円の入院費がかかったら?
「100万円請求される」と思っていませんか?
例を見てみましょう。
75歳のAさん
▲一人暮らし
▲住民税非課税世帯ではない
▲医療費総額100万円
▲「100万円なんて払えない」
と思ってしまいますよね。
しかし、
健康保険が適用されると、
通常の自己負担は3割になります。
100万円
↓
30万円
さらに高額療養費制度を利用すると、
自己負担額は所得によって上限があります。
結果として、
実際の負担額は約9万円前後になる場合があります。
※食事代や差額ベッド代などは別途必要です。
入院したら何にお金がかかる?
健康保険が使えないものもある
入院すると、
治療費だけではありません。
健康保険適用手術
検査
診察
薬代
これらは高額療養費制度の対象です。
対象外
食事代
パジャマ代
テレビカード
差額ベッド代
日用品
これらは自己負担になります。
そのため、
「10万円くらいは準備しておきたい」
と私は思っています。
限度額適用認定証とは?
窓口での支払いを少なくできる
昔は、
一度全額支払ってから、
後で払い戻しを受けることが一般的でした。
しかし現在では、
「限度額適用認定証」や
「マイナ保険証」を利用することで、
最初から自己負担額までの支払いで済む場合があります。
これはとても助かります。
大金を用意しなくてもよくなるからです。
具体例①
胆石の手術で10日間入院
医療費総額
80万円
通常の3割負担
24万円
高額療養費制度利用後
約8万円
その他
食事代など約1万5千円
実際の負担額
約10万円
具体例②
白内障の手術
医療費総額
25万円
自己負担
約7万5千円
高額療養費制度を利用すると、
自己負担額はさらに軽くなる場合があります。
高額療養費制度を知らないとどうなる?
必要以上に不安になってしまう
私の知人にも、
「入院なんてしたら破産する」
と言っていた人がいました。
でも実際には、
制度を利用することで、
想像していたほどの負担ではありませんでした。
「もっと早く知っていれば安心できた」
と話していました。
本当にそうだと思います。
知らないことが一番怖いのです。
アッケが思うこと
老後に必要なのは安心
77歳のアッケです。
病気になることは防げなくても、
不安を減らすことはできます。
「もし入院しても、こういう制度がある」
それを知っているだけで、
気持ちはずいぶん楽になります。
老後に必要なのは、
大金ではありません。
安心です。
参考資料
厚生労働省
高額療養費制度を利用される皆さまへ
https://www.mhlw.go.jp
全国健康保険協会(協会けんぽ)

日本年金機構



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