起業資金ゼロでも会社は作れるのか?42歳で借金から始めた実話

私の転職・仕事遍歴

起業資金ゼロでも会社は作れるのか?42歳で借金から始めた実話

「自分の会社を持ちたい」
これは、私がずっと抱き続けていた夢でした。

この記事では、Mac一台で起業した話|42歳でデザイン会社を立ち上げた経緯として、資金ゼロからのリアルな起業の裏側をお伝えします。


無謀とも言える脱サラ起業

当時の私は、いわゆる「準備万端の起業」とは真逆の状態でした。

よくある疑問として
「起業資金はいくら必要なのか?」
と聞かれますが、正直に言えば——

私の場合は“ほぼゼロ”からのスタートです。

事務所は友人の好意で間借り。家賃は半額。
計画よりも勢いで踏み出した、無謀な脱サラ起業でした。


謎の成功者との出会いと違和感

2階にいたNさんは、短時間営業にも関わらず裕福な生活をしていました。

12時開店で15時閉店、たったの3時間営業。
いつ仕事してるの・・・?
という、ツッコミどころ満載の方でした。

ここで強く感じたのは、

「世の中には“常識通り働かなくても稼ぐ人がいる”」

という事実です。

この違和感が、後のビジネス選択にも影響していきます。


初期投資のリアル|起業は甘くない

ここで現実的な話をすると、

「起業の初期費用ってリアルにどれくらいかかるのか?」

という点ですが、私の場合はかなり重いスタートでした。

・Mac II:約80万円
・プリンタ一式:約130万円
・ソフト一式:約40万円以上

合計すると、170万円超えの投資です。
もちろん現金ではなく、ローン契約です、3年ローンで月額で約5万円です。
当時では、高級車が買える価格で毎月大きな出費が負担になっていました、

リース契約は、機器の償却期間で契約します。
パソコンの会社が経費で落とせる期間は5年でボタン電話などの通信機器は7年です。
契約期間が終了したっ場合は、再リースするのですが高額機器と違って有償で買い取ることも出来ます。

リース契約するには、会社としての審査があります。
個人リースは、割高ですがMacはローンで、電話機はリースにしました。

資金ゼロと言いながら、実際にはこうしてお金は出ていきます。


借金して起業|本当の資金繰り

収入はゼロ。支出は増える。

そこで選んだのが、
「借金して起業する」という現実的な手段でした。

クレジットカードを12枚作り、

・給料
・家賃
・生活費

すべてをキャッシングで回す状態。

キャッシュフローが悪化した典型例です。

今月の支払いを、来月の借入で埋める。
完全な自転車操業でした。

実際のキャッシュフロー

起業1か月目は、完全に持ち出しです。
起業するためにと準備していた金額は約100万円。借入金200万円で計300万円。

起業一ヶ月目で事務所家賃、M君給料、水道光熱費、電話設備費、事務用品費、車両燃料費・・・で諸雑費含めて約40万円以上がなくなりました。

翌月からは、更にローンの支払い、リース金額が加算され50万円以上の支払いが必要でプラスして営業活動日なども考えなくてはなりません。


社長の覚悟|給料だけは守る

そんな中で一番きつかったのは、

「給料が払えない社長にはなりたくない」

というプレッシャーです。

特に、身内であるM君の生活がかかっている以上、

自分の生活を削ってでも給料は守るという覚悟でやっていました。
しかし、独立してもすぐに入る収入のあてはなく、早く仕事を開始しなくては、と気持ちは早っていました。


起業しても生活できない現実

よく「起業すれば自由になれる」と言われますが、現実は逆です。

起業しても生活できない時期が確実に存在します。

・収入ゼロ
・支払いは毎月発生
・精神的プレッシャー

この状態を耐えられるかどうかが、分かれ道になります。

しかし、目標と目的が明確で「ここまで乗り切れば成立する」という道筋が見えていれば、見切り発車でも前に進めると当時は考えていました。


ビジネス転換で生き残る

デザインでは食えないと判断し、通信ビジネスへ転換。

・新電電(NCC)代理店契約
・テレアポ部隊構築
・営業〜工事の一体化
・NTT代理店契約

・単発収益 回線契約インセンティブ、アダプター工事費
更にボタン電話などOA機器販売利益。
・ストック収益 回線の市街通話インセンティブ

の両方を確保することができました。
ここで初めて、キャッシュフローが安定し始めます。


攻めすぎた失敗|300万円の赤字

調子に乗った私は、次の一手として通販事業へ。

結果は——大失敗。

  • 企画そのものが甘かった
  • 制作の詰めが甘く妥協した
  • 市場(通販文化)がまだ早すぎた

約250万円の赤字。

この経験で学んだのは、
「売れる設計がない投資は、ただのギャンブル」
ということでした。

楽天市場が、これから10年後という時代背景だったのです。

楽天市場の創業が、1997年2月7日に創業(設立)され、同年5月1日に「楽天市場」を開設し、インターネットショッピングモール事業を開始しました。

まとめ|それでも起業する価値はあるのか

振り返ると、

・起業資金ほぼゼロ
・借金スタート
・キャッシュフロー悪化
・生活できない時期
・大赤字

すべて経験しました。

「行動しなければ何も変わらない」

この体験こそが、
起業資金ゼロでも会社は作れるのか?42歳で借金から始めた実話の本質です。

 

次回予告

事務所移転をきっかけに、ビジネスは一気に加速します。

ここから“安定”ではなく“成長”フェーズへ。

そのリアルは、次回の記事で詳しくお伝えします。

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