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33歳のサラリーマンが副業で月50万稼いだ話——消火栓標識の広告営業で学んだ電話営業の極意

副業で稼いだ話
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副業で収入を増やしたい方、電話営業の成約率を上げたい方に向けて書く。

33歳、富士通系の電話交換機保守サービス会社に勤務していた。

本業の給料は安定していた。しかし物足りなさを、感じていた。

お金を貯めていつか起業しようという気持ちが常にあった。

そんなとき友人から「消火栓標識の広告を募集する仕事がある」という話を聞いた。
面白そうだと思った。それが月50万円を稼いだ副業の始まりだった。

 

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消火栓標識の広告営業——仕事の仕組み

路上の消火栓標識に広告を載せるビジネス

消火栓標識とは、道路上に設置された消火栓の位置を知らせるための目印だ。
赤い円に消火栓と描かれた看板を見たことがある方も多いだろう。

横浜消火栓標識という会社が、この標識に企業名や広告を載せて協賛してもらうビジネスを展開していた。

友人がそこで働いており、一緒にやらないかと誘われた。

仕組みはシンプルだ。
企業に「消火栓標識に御社の名前を載せて協賛していただけませんか」と営業をかける。

協賛してもらえれば成約。フルコミッションで報酬が入る仕組みだった。

標識は、消火栓の設置場所を知らせる防災インフラの役割を果たしているが、維持・管理は行政ではなく、民間業者が一手に引き受けている。

本業を隠しながら副業を始めた

本業の富士通系保守サービス会社には当然隠していた。
副業禁止の雰囲気があったし、発覚すれば問題になる。

平日の夜と週末を使って営業活動をした。
本業が終わった後、電話をかけ続ける。
週末は車で街を走り回る。そういう生活が始まった。

 

2つの営業手法——電話帳と現場調査

電話帳営業の成約率は2〜3%

最初に使ったのは電話帳だった。
OA機器営業時代から電話帳は得意な武器だった。
業種を絞り、片っ端から電話をかける。

しかし電話帳営業の成約率は2〜3%と、低迷。
100件かけて2〜3件成約するかどうかという世界だ。

効率が悪い。もっと良い方法がないかと考えた。

現場調査で成約率30%を叩き出した

そこで思いついたのが現場調査だ。
車で新興住宅地や街中を流しながら、新しいビルや新規事業の事務所がないかを探す。

開業したばかりの店舗、新築のビル、看板を出したばかりの事務所——そういう場所を見つけたら近辺の消火栓標識を確認する。

まだ広告が入っていない標識があれば、周辺の事業所の電話番号を控えて営業電話をかける。

結果は、推してしるべし驚くべきものだった。

現場調査から集めた情報での成約率は30%と好調そのもの、この方法はその後も安定して継続できた。
電話帳営業の10倍以上の成約率だ。

理由は明確。
新規開業したばかりの事業者は広告に前向きで開業の喜びと宣伝への意欲が重なっている。

そこを狙い撃ちにしたことが成約率を押し上げた。

見出し3:足で稼いだ情報が最強の営業リストになる

この経験から学んだことがある。
営業リストの質が成約率を決める。

電話帳は誰でも使える情報だ。

ライバルたちも同じリストを使っている。

しかし自分の足で集めた情報は誰も持っていない。
独自の情報源を持つ営業マンが最も強い。

現在ではGoogleマップやSNSで新規開業情報を集められる時代だ。

しかし本質は変わらない。自分だけが持っている情報をいかに集めるか——それが営業の勝負を決める。

月50万円を稼いだ副業の現実

ヒットした月は50万円、平均は20〜30万円

副業の収入は波があった。
うまくいった月は50万円近くになることもあった。

しかし毎月安定してその金額が出るわけではない。
平均すると月20〜30万円、それでも普通の会社員相当の収入になる。

当時のサラリーマンの平均給与から考えると、本業の給料に匹敵するか上回る副業収入となった。

本業を続けながら同等の収入を副業で稼いでいた時期があったということになる。

フルコミッションの光と影

しかしフルコミッションには落とし穴がある。固定給がない。

稼げる月は稼げるが、動かなければ収入はゼロだ。
会社員なら休んでも給料は出る。

しかしフルコミッションは動いて得た成果分だけしか入らない。

自分への強制力が働きにくい。
「今日は疲れたから休もう」というように気力が切れる判断が収入に直結する。

モチベーションが下がると途端に成約件数が落ちる。

これがフルコミッション最大の弱点だ。
やがて自分にも強制力が働かなくなってきた。

本業後の疲れもある。
週末も営業に出る気力が落ちてきた。

そして起業を決意したタイミングと重なり、この副業を終えた。

この経験がNCC営業に直結した

アポインタースクリプトは消火栓営業で培った

消火栓標識の広告営業を終えてから数年後、NCC営業で起業した。

パートのアポインターを雇い、電話でアポを取ってもらう仕組みを作った。

そのときアポインター用のスクリプトを作成する必要があった。

「最初の一言は何と言うか」「断られたときどう切り返すか」「アポを取るための最後の一押しは何か」——そういう電話営業のノウハウを文章化する作業だ。

消火栓標識の広告営業での実体験が、このスクリプト作成に非常に役立った。
自分自身が何百件もの電話営業をかけた経験がある。

お客さんがどんな言葉に反応するか、どんな断り方をするか、どう切り返せば話が続くか——すべてが体に染み込んでいた。

異業種の経験が積み重なって営業力になる

17社を渡り歩いた人生で一貫して感じることがある。

どんな仕事の経験も無駄にならないということだ。

ヤクルトの飛び込み営業で培った粘り強さ。

広告営業で学んだ電話帳の使い方。

消火栓標識営業で身につけた現場調査と電話トーク。

それらすべてがNCC営業のアポインターのスクリプトに集約された。

一見関係のない経験が、後になって思わぬ形で活きる。

これが「叩き上げ」の強みだと思っている。

サラリーマンが副業を始める前に知っておくべきこと

フルコミッション副業の3つの注意点

消火栓標識の広告営業のようなフルコミッション型の副業を考えている方に、経験者として3つ伝えたい。

1つ目:自分への強制力を仕組みで作ること
フルコミッションは自由だが、その自由が落とし穴になる。「週に何件電話する」「月に何日現場調査に出る」という数値目標を自分で設定し、それを守る仕組みを作らないと収入が安定しない。

2つ目:営業リストの質にこだわること
電話帳だけに頼らず、自分だけが持てる情報源を開拓すること。現場を歩いて集めた情報は成約率が10倍以上になる。デジタルの時代でも、足で稼いだ情報に勝るものはない。

3つ目:本業への影響を最小限にすること
副業に熱中するあまり本業がおろそかになると本末転倒だ。私は本業が終わった後と週末に限定して副業をやっていた。本業あっての副業という意識を忘れないこと。

副業は起業への最高の練習台

もう一つ伝えたい。
副業は起業への最高の練習台だ。

本業の給料という安全網がある状態で、営業・集客・収益化を経験できる。

失敗しても致命傷にならない。

私は消火栓標識の広告営業で電話営業のノウハウを蓄積し、それが後の起業に活きた。

副業を単なる収入源として考えるのではなく、将来の起業に向けたスキル習得の場として考えると、取り組み方が変わる。

33歳の自分へ伝えたいこと

33歳の自分に一言言えるとすれば、こう言いたい。
「フルコミッションに強制力がないなら、自分でルールを作れ。

月20〜30万稼げる力があるなら、もっと仕組み化できたはずだ」

当時は目の前の営業に精一杯だった。しかし仕組み化・自動化という発想があれば、もっと効率的に稼げたかもしれない。

それが今振り返って思うことだ。

締めくくり

33歳のサラリーマンが本業を隠しながら始めた消火栓標識の広告営業。
現場調査で成約率30%を叩き出し、月50万円を稼いだ時期もあった。

しかしフルコミッションの自由さが自分への強制力を奪い、起業のタイミングと重なって終わった。

その経験はNCC営業のアポインタースクリプトとして花開いた。
無駄な経験など一つもない——77年間の叩き上げが証明していることだ。

あなたが今副業を考えているなら、単なる収入源としてではなく将来の自分への投資として取り組んでほしい。

その経験はいつか必ず別の場所で活きる。

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